前半すさまじいボールへの執着でプレスがききまくる大宮。しかし、10分、左サイドからの日本代表FW玉田選手のFKを、最近話題の土屋選手にきめられてしまう。連敗中に多いFKでのマークのづれか?
 しかし、このあと再び中盤を支配(とにかく、ボランチの斉藤選手・マーカス選手の運動量およびボール奪取がすばらしい)し、
 <同点>右サイドを中心としたパス回しからトゥット選手(いつもの持ちすぎにならなかった)
 <逆転>藤本選手がナビ予選アウエイ新潟戦を彷彿させるループシュート(うった瞬間決まったと思った)
と、立て続けに2点を奪取。
 その後も惜しい攻めが続くが、追加点を奪えない。逆点するところまで、両チームとも熱いプレーも多く、イエローカードも数枚、これはあれるなと思ったが、徐々に試合が落ち着き始め、前半終了。
 後半開始。C大阪や前節浦和戦と違い完全なFWのポジションにいるレアンドロ選手が数本、ほしいシュートを外す(決めていたら昨晩、OLEアルディージャで約束した「3点取る」を早くも達成できたのだが・・)。さすがに中盤のプレスが弱くなってきた後半35分頃からやや一方的に柏さんのペースとなり、2本ほど目をつぶったシーンもあったが、幸いにも失点まで至らない。長い長い最後の10分(浦和さんに勝った試合に似ている。そう、この時も雨)が終了、大宮は連敗を7でとめる。ゴール裏の大宮のサポ・ファン、みんな大歓声。

2005年10月29日(土) 日立柏サッカー場
2005Jリーグディビジョン1 第29節
柏レイソル vs 大宮アルディージャ
サッカー観戦記 2005

▲ロスタイム突入。早く終わってください

★試合★
 大宮アルディージャ公式HPに前節浦和戦後から、本日の試合について「決戦まであとX日!」という文字が入った動画が流れている。右のここまでの順位をみてのとうり、14位vs16位の直接対決、J1残留に向けて確かに「決戦」である。(大宮さん、危機感出るの遅いって!)

順    勝点 勝 分 負
14 柏   30  7  9 12
15 清水  29  6 11 11
16 大宮  28  8  4 16
17 東京V 26  5 11 12
18 神戸  20  4  8 16

▲選手ひきあげ。休んでください。

 試合終了後、他会場での結果が流れる。
  横浜M 1-0 東京V  名古屋 1-2 清 水  神 戸 1-1 新 潟      
  京 都 3-0 福 岡 (5日後、京都さんと試合)
  仙 台 2-2 札 幌 (もしかして12月、このどちらかと・・)
ということで、サバイバル順位は右のとうり。(明日2試合あるが関係無し)
 さあ、残り試合はたった5試合。

順    勝点 勝 分 負
14
清水  32  7 11 11
15 大宮  31  9  4 16
16 柏    30  7  9 13
17 東京V 26  5 11 13
18 神戸  21  4  9 16

(2005.11.1 後記)
そう、この試合で2つのことを書きわすれました
 @ この試合のMVP・・・・左サイドバックの冨田選手です。後半の守り、自分の見ている目の前でもあったのですが、相手のチャンスをとことんつぶしてました。
  → MyMVPはいつも専門紙での評価が低い。今回の冨田さん、5.5が多かったです。
 A この試合で一番鳥肌がたちそうだったこと・・・それは、藤本さんのループでもなく、前半に(久々見れた)マーカス選手のスライディングボール奪取でもなくて、後半35分ぐらいに見てしまったハーフラインからオイラたちに向かってくる玉田選手のドリブルです。本当に高速ドリブルでした。このシーンがこの一回だけだったことが、大宮の勝因かもしれません。 

★番外★
 今年の3月13日(日)のサテライト戦以来の日立柏サッカー場。今回はあいにくの雨。
 帰宅後、大宮アルディージャHPに、「名古屋戦まで、あと13日」・・・・
 同じ手できたようです。そう、単純なメッセージがいい。だからこそ、柏に雨の中、大宮の応援、たくさん集まったのではないでしょうか