2005年12月24日(土) 仙台スタジアム
天皇杯全日本サッカー選手権大会準々決勝
鹿島アントラーズ vs 大宮アルディージャ
サッカー観戦記 2005

▲快勝でベスト4 !
  君はこんなシーンを大宮の試合で見たことがあるか?

<試合>
★試合前の展望(願望)★
 今年のJ1リーグ戦では、2戦2敗の鹿島戦。2戦2敗は他に磐田・新潟・広島・千葉がある(5チーム計10敗もして、よく残留できたもんだ。引き分けにできた試合もあったよね)が、この鹿島さんは別格で完敗中の完敗。とくに、5節カシマスタでの敗北が印象深い。この試合、首位を奪った鹿島さん、
 ・前半のスピード&ミドルシュートでの怒涛の攻撃と中盤からのペースをおとす試合かけひき・・、あきらかにJ1の1年生大宮との格の違い・質の違いをみせつける
 ・圧巻の野沢選手のプレイ →大宮は、この野沢選手や石川選手(FC東京)のタイプにやたら弱い。市川選手(清水)や加地選手(FC東京)らはおさえることができるのだが。ここに大宮が強くなる要素(補強の必要性)があるような気が・・(サッカー素人の考え。失礼しました)。
 といったことで、来年のために「鹿島には手も足も出ない」といった意識を無くすために勝利して! この試合に勝てば、準決勝は浦和vs川崎の勝者と。つまり、今年5回目の「さいたまダービー」を見れる。
★試合 
 トニーニョ・セレーゾ監督の勇退ということで、天皇杯優勝を公言しモチベの高い鹿島さん、外国人の帰国もなくシーズン中と同じベストメンバーで登場。一方大宮は、トニーニョ選手が帰国。奥野キャプテンも不在で、センターバックは富田選手と(トナカイ)片岡選手という布陣でキックオフ。
 立ち上がり意外にも攻勢だったのは大宮だったが、やはり鹿島さん、5分すぎから盛り返してくる。左から深井選手、右からはリーグ2戦で好き放題やられっぱなしの野沢選手が怒涛の攻撃。しかし、そこから出る中央へのパスをカットおよびシュート時のブロックなどで決定的チャンスを与えない。
そんなことをしているうちに、大宮の攻勢が続いていく。特に西村選手を起点とする2回のチャンス。8節大分戦を彷彿させる50m以上のドリブルと右サイドをえぐってのグランダーのセンタリング、ともに点とはならなかったが、前半全体的に攻めにおいても鹿島さんをうわまった印象。
 後半開始。7分ぐらいまでは危ない展開が続くが、必死のブロック。しかし、前半同様、その後大宮が盛り返してきた。そして、後半10分、大宮サポ(ファン)にクリスマスプレザントが届いた。
左サイドから本日キャプテンをする藤本選手からスルーパス、そこに走りこむのはサンタ若林選手でなく森田さん、「パスじゃない、絶対にシュートまで!」とオイラが叫んだ瞬間、ボールはゴール右隅にささっていた(夜、東北放送のTVを観ると、ディフェンダー二人をかわし冷静に右足で決めている)。
 この後、鹿島さん必死に攻める。小笠原選手らのセットプレイなども例によって森田選手のクリアで必死に守り、大宮もカウンターから斎藤選手のミドルシュート、やたら空いてきた左サイドを三上選手のオーバラップなども出て、攻めでも負けていない(これが勝因だ!)。最後終了間際、小笠原選手が累計2枚目のイエローで退場。勝負あり。
 大宮はベスト4進出。仙台駅では晴れていたが、地下鉄から地上に出たら雪という中、仙台スタジアムまで足を運んで本当によかった。


<番外>
★天皇杯5回戦(日本平)〜試合前々日★
 クリスマス決戦。通算7年(この7年の内訳をあてたヒトはすごい。「高校3年+大学4年」といった単純な答えではありませんよ)間、キリスト教の学校に通ったオイラ(宗教無し)には「世の中一般のクリスマス」は関係無し、牛タンの街の仙台へ行こう。
 プランは試合当日に仙台に行き市内泊、翌日帰る。(これだと選手たちと遭遇しないですむ。2週間前のようにならないためにも・・)
 ところで、鹿島のほうが大宮より仙台に近いと思ったが、新幹線を使えば時間的には大宮のほうが近そう。
 12月20日(火) 会社というところで、仙台で働いているヒトより業務上の電話あり。仙台の最近の天気を聞く。「日中でも最近は5℃もいかない&週末前の木と金曜日は雪です」とのこと。聞いてて寒くなった。
 12月22日(木) 念のため(?)29日天皇杯準決勝のチケットを買う。去年の鹿児島でのFC東京戦前に、準々決勝のチケットを買ったのと一緒だ(同じく対戦相手はおそらく浦和レッズ)。
で、今年一番の寒さ。そして、日本全国東京以外大雪。本日、新潟県は停電。また、東北新幹線、郡山〜仙台でも停電騒動があったとのこと。あさっては平気かな。

★試合前日〜試合当日(試合前)★
 23日(金)はなぜか祭日。志木G見学。天皇杯前恒例のPK練習無し。なお、大宮のHPでは、背番号33若林選手がサンタさん、片岡選手がトナカイに扮している。
 24日(土)、厳寒にそなえ、ちょう厚着で大宮駅へ。大宮駅にサッカーサポ、大宮のヒトより鹿島さんのほうが多いなんてことないよな、と思ってたら、何と一番多いのは、浦和レッズ(埼スタ13時から試合)というチームの赤サポ。新幹線ホームに行き10:22発「はやて13号(こまち13号と一緒で途中で分かれる?)」に乗りこむ。仙台駅で中学の同級生U君と合流。なぜ、大宮から一緒にいかないのだろう、オイラたちは・・
 地下鉄に乗り(この地下鉄内で有名なヒトがいらっしゃいました。鹿島サポ・大宮サポ、誰も気づかない)、仙台スタがある終点の駅付近で地上に出ると・・何と雪。仙台駅で晴れていたのだが・・
 仙台スタ到着、横断幕(2枚)を一番端に張り、スタジアム内ブラブラ散歩(じっとすることができない)、普段ベカルタさんサポ以外はオリの中に閉じ込められるので貴重な経験。

★試合当日(試合後)〜試合翌日★
 カイロが暖かくならない・アツカンが15分で冷酒になる・カップラーメンが冷やし中華もどきになる・・・という厳寒の仙台スタジアム。今年3月のG大阪(大阪万博)、神戸・新潟(埼スタ)戦を凌ぐ寒さ。そのスタジアムを去り、仙台駅近くの宿へ。
 クリスマスをU君とダンシ2人、仙台駅付近で飲み歩く。そんな中、数件のコンビニに寄って、元旦の天皇杯決勝の自由席をやっと手にする(4日前は空いていたのだが・・)
 翌日25日(日)、仙台11:40発「MAXやまびこ112号」にのりこみ(U君とはまたもや別々で帰る)、大宮駅に、13:30に着く。明日は成人病検査、おそらく昨日勝利の美酒が残り・・・

▲X’masプレゼントは雪ではなく、勝利をください