▲ 相手のFKの時は全員が引いて守る。これは監督さんが変わっても同じ。

▲ 北野GK、
  前半(左写真)とユニの色が違うっす!

【観戦前】
 観戦に行かなかった前節アウェイ清水戦(4月24日)で1−2で敗れ、この試合まで1勝2分5敗で18チーム中17位の大宮。

そして、4月27日(水)、突然の激震のニュースが出る
  1.張監督、体調不良と成績不振を理由に辞任(フッカ フィジカルコーチも退団)
  2.前アルビレックス新潟監督の鈴木淳氏の監督就任

 発表は上記1と2の間は3時間くらいだったが、翌28日の渡辺社長の記者会見(NACK5スタで新監督を入れての公開練習後)の内容を読むと、「25日清水エスパルス戦のあと張監督本人より体調不良と成績不振を理由に辞任の申し出→辞任の意志が固いため26日に了承→後任の監督で(複数の候補から)鈴木 淳氏に就任要請→27日に合意し新監督が誕生」ということ。
 この内容どおり、鈴木さんに「始めて26日に」要請したかは、少し疑りたくもなるが、「この決定は賛成、というかむしろ遅すぎ」というのが自分の考え。

 さて、新監督の鈴木さん。自分が始めて鈴木さんを知ったのは、1986年1月1日の天皇杯決勝(フジタ工業vs日産自動車)TV観戦時、解説の岡野俊一郎さんが「今後、日本の代表10番をしょっていくのはフジタの鈴木淳選手になるかもしれません」と言って注目した時です。

 岡野さんの言うとおりにはなりませんでしたが、
ここ大宮でHEROになっていただきたい

 大事な試合です。

【観戦備忘記】
 大宮が2−1とリードしている85分過ぎに、守備の福田選手が登場。「勝っている時に守りの選手を増やすのは相手の攻撃に厚みをあげる。むしろ、スピードがあるとか抜群のキープ力のある攻撃のある選手を投入したほうがいい」と常々思っている自分としてはややがっかり。案の定、京都の選手が怒涛の攻撃をしかけてきて、大宮タジタジ。大宮の守備は、4DFの前にマト選手が少し出たり、5人が横に並んでいたりはっきりしていない。しかし、すぐにこの選手交代の判断は正しい(つまり自分の考えはここではBESTでない)ということが何となくわかった。
 ● 京都の長身DF郭選手(同点ゴールをヘディングで決めた)があがってきている。彼を抑えて絶対に得点をとられるなという明確な意思で、「勝っているから守備の人を増やして逃げ切ろう」的な采配ではない。
 ● そもそも、最初の交代(内田選手・市川選手が70分頃同時に入る)での、市川選手の投入が、相手DF疲れの中でスピード系をいれ攻撃的になることで、相手攻撃を減らす、という交代であった → しかし、市川さん、ほとんどその役割果たせず。最初から出ている石原選手のほうが、よほどスピードもあり、キープもできさらには守備までして、京都DFを最後まで脅かしていた。
 ● 大宮の控えにキープでき時間を稼げる選手などいなかった

 大宮の1点目、カウンターからサイドにボールが出て、藤田選手が普段左スローインをする村上選手にボールをわたさず自分でスローインをし、うけた村上選手がクロス・・・で生まれた。得点した石原選手も相手DFの前に出てボレー・・・・ 藤田・村上・石原3選手の判断と動きでカウンターの流れをそのままもっていった最高の得点でした。

 鈴木監督に変わって初戦の勝利にまずは安堵です。いつも書いていますが、次の試合(4日後のアウェイ山形戦)がとても重要です。



【その他】
 ・開幕戦以来、約2ケ月ぶりの勝利。今日は、試合前からスタジアム全体の「大宮を勝たせよう雰囲気=ホームの空気」が良かったです。
 ・後半途中から自分たちメインスタンド側でプレイする左DF村上さんがやたら大声を出し、怒っています。たぶん同じく左MF金久保選手への「守備に対する注文」だと思いますが、こういう熱い選手が大宮にいてくれることがうれしいです。でも、「怖いお顔」でした(笑)。

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2010.5.1(Sat)19:00 NACK5スタジアム大宮
Jリーグ DIVISION1 第9節
大宮アルディージャ 2 − 1 京都サンガF.C.

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2010.4.29 21:22 作成
2010.5. 4 11:22 更新

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