【試合前】
 ナビスコ予選2回戦の第2戦で浦和戦にメンバーを落として敗北、翌2日後万全なメンバーでのリーグ戦は最下位福岡さんに0−2で負け。さらに、ほぼベストメンバーで臨んだ天皇杯初戦(2回戦)でPK戦のうえ福岡大に敗退。今年最悪の試合内容と結果です。
 そして浦和さんは、リーグ戦の前節では敗北したものの、ナビスコは準々決勝・準決勝と勝利、さらに天皇杯2回戦はメンバーを落とし快勝と3連勝中。今年最高の内容と結果(のようです)。

 こういう時の大宮は意外と勝利強く、TOTOの支持率を覆しあっと驚く勝利を収めた過去6年。しかし、前節の試合で記したように、今年の大宮は「過去6年の大宮」とは別チーム。非常に不安なのが正直なところ。

 大宮がこのリーグ終盤で、浦和より上位で迎える初めてのダービー。
 アウェイ埼スタで強い大宮(6シーズンで、4勝1分1敗)。これだけは、失ってほしくない。

 ダービーでいつも書く言葉を記す。

  「ガッツ・根性・意地・気合・プライド」といった精神の世界(だけ)を全面に出し戦い、よい結果を

 今年のダービーは、いつも以上の意味である「残留争い直接対決の死闘」も加わった。
 
 順    勝点  勝-分-負   得 失 差     29   30   31   32   33   34
13 新潟   32   8- 8-12   31 34 - 3   川(A) 福(H) 柏(A) G(H) 甲(A) 名(H)            ・
14 大宮   32   7-11- 10  28 39 -11   浦(A) 名(H) 川(A) 鹿(H) 広(A) 甲(H)
15 浦和   29   6-11-11  31 34 - 3   宮(H) 横(A) 磐(H) 仙(H) 福(A) 柏(H)
16 甲府   27   7- 6-15   32 53 -21   C(A) 清(H) 横(H) 磐(A) 新(H) 宮(A)
17 山形   21   5- 6-17   22 45 -23   柏(A) G(H) 神(A) 福(H) 名(A) 広(H)
18 福岡   18   5- 3-20   24 58 -34   仙(H) 新(A) 清(H) 山(A) 浦(H) C(A)

 

【試合備忘】
 試合中に、約10枚ぐらいの写真をとるが、後半39分の上の写真はピントがあっていれば、最高の瞬間を撮っていた。
そしてカメラから眼を離した瞬間、ボールとラファエル選手とゴール裏の網の揺れ以外、時が止まったように見え、歓喜の瞬間が突然やってきた。


ほぼ開門の頃、スタジアムに着き、席でじっくりスタメン見るなどして試合開始を待つ。
・大宮、橋本選手が今シーズン左SHで初先発。最近スタメンの金久保選手はベンチにも入っていない。なぜこの試合で先発にしたのか? 鈴木監督の考えをできれば結果ががまだ出ていない試合前に聞きたい。
・浦和さん、DFスピラノビッチがサブ。この選手、ナビスコ2回戦でほぼパーフェクトの仕事。ヘディングも強し。スタメンではないことがうれしい。
・甲府さん勝利。これはやばい。ではなく、柏戦の勝利の時と同じ状況

そして試合開始。歓喜の先制で記憶は吹っ飛んだが、覚えているのは以下の3つ。
・前半10分頃、大宮右前方へパス。オフサイドっぽく誰も追わない。しかし、右SB杉山選手が猛然とダッシュ。ゴールラインを割るかと思ったが、追いつきセンタリング。これには、応援する自分たちは大拍手、そしてこの試合に対する気迫が見られた。
・前半33分頃、左の金 英權選手から右に開いていたラファエル選手へ見事なミドルパス。ラファエルさん、中央に切り込みDF4人くらいをひきつけ、何とも言えない右へのグランダーでパス。上田選手飛び込むが、おそらく苦手な右足だったなのか不発。遠くなので見えない。
・後半7分くらいの北野GKのスーパーセーブ。デスポトピッチ選手との1対1を防ぐ。


そして、冒頭の先制点。後半12分の最初の交代、「上田選手⇒金澤選手」には「?」とも思ったが、きっと守備が立て直したからこそ流れが変わり、この得点を生んだのだろう(生んだのに違いない)。

この日のHEROはもちろん、唯一の得点を取ったラファエル選手ですが、この大天使さま、この得点だけではない。相手セットプレイのニアでのクリア(おそらく10本くらいはあるのでは・・)、ロスタイム時の鬼キープなどなど、こういったところがスゴイっす。笑顔も好きです。


【試合後】
 翌日曜日は新潟さんが勝利。残留争いは以下となった。

順      勝点 得失差
13 新潟 35  − 2
14 大宮 35 −10
15 甲府 32  −17
------------------------
16 浦和 29 − 4

 残り5試合で、降格16位との勝点差は6。全然安心できない数字です。得失差では、16位チームと差が大きくあり、実質の勝点差は5。野球で言うと1.5差。5試合で1.5差はすぐ追いつかれます。
 それ以上に約7年間変わらない「重要試合勝利後の試合であっけない敗北」「連勝できない」という大宮の体質。これを変えないと・・


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2011.10.15(Sat)16:00 埼玉スタジアム2002
Jリーグ DIVISION1 第29節
浦和レッドダイヤモンズ
 0 − 1 大宮アルディージャ

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2011.10.14 22:55 作成
2011.10.19 22:55 更新

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