IAAF 世界陸上
2007 大阪

  長嶋さんが、「ヘーイ、カール!」と叫んだ世界陸上東京大会から16年、自分が生きているうちに、世界陸上を再度日本でやるとは思っていなかった。
 ところがこの2007年、大阪で開催が決定。自分は猛暑が予想される大阪へ向かう・・・・

〜1991年 世界陸上 東京の記憶〜

17:15 女子七種競技・走り幅飛び
18:45 女子七種競技・やり投げA
19:35 女子800M準決勝
19:45 女子砲丸投げ決勝
19:50 女子七種競技・やり投げB
20:00 女子棒高跳び予選
20:10 男子100M準決勝
20:35 女子100M2次予選
21:15 女子七種競技・400M
21:45 男子400M障害準決勝
22:00 男子100M決勝

8月26日(日)午後の部 

 2007.8.29 23:12
   最終更新

サッカーJ1「名古屋vs大宮(8/25 at名古屋市内)」と「浦和vs大宮(9/1 atさいたま市内 さいごのダービー?)」の観戦は決まっている。為末選手の400m障害を絶対に見たい。400m障害の準決勝は26日・・・・・・・ということで、下記の2日に決定。

●観戦(遠征)計画●

●日程(決勝スケジュール)● 

●観戦記●

8月28日(火)午後の部 

 ・男子400M高野選手決勝進出。スタート時のすごいフラッシュ。レース終了直後のTVでの奥さんのインタビュー「ビリでなくてよかったね」
 ・日本TVがほとんど放映。織田さんコメンテイターのTBS放映はこのあとの1993年シュツットガルト大会からか?
 ・マラソン男子谷口選手、起きてTVをつけたら優勝していた。ということは、休日の午前中だったのか?

             【男子】                           【女子】
8月25日(土) マラソン・砲丸投                10,000m
8月26日(日) 20Km競歩・100m               砲丸投
8月27日(月) ハンマー投・三段跳・10,000m        3,000m障害・100m
8月28日(火) 円盤投・3,000m障害・400m障害      棒高跳・走幅跳・800m
8月29日(水) 走高跳・1,500m               円盤投・100m障害・400m
8月30日(木) 走幅跳・200m                 ハンマー投
400m障害
8月31日(金) 400m・110m障害               20Km競歩・三段跳・やり投・200m

月 1日(土) 50Km競歩・1,500m車椅子・4×100m  1,500m車椅子・5,000m・4×100m
9月 2日(日) やり投・5,000m・800m・4×400m     マラソン・走り高跳・1,500m・4×400m

〜2007年 世界陸上 大阪〜

 上記のような100M決勝以外、比較的地味なものが多く(そもそも「陸上」そのものが地味。それがいい。)、盛り上がらない2日めかなと思いましたが、とんでもなく盛り上がり、おもしろかったです。この日を観戦にして、よかったです。

【女子七種競技】日本の中田選手が出場、拍手参加でけっこうみんな注目。最終種目の800Mで順位が決まりましたが、何と選手全員でのウイニングラン? 中田選手の日の丸持ちなどで、涙が出そうになりました。
【女子砲丸投げ決勝】最後の投てきで2位の選手が逆転。金メダルで大喜び。
【男子100M準決勝】35才朝原選手登場。8位で決勝追加とはなりませんでしたが、、選手コールでの場内の盛り上がりは鳥肌がたちました。
【男子400M準決勝】前日の為末選手予選敗退で、日本人選手は成迫選手のみ第1組に登場。ほぼトップグループの中で自分のいるバックスタンド中央をとおりすぎる。自分も含め、バックスタンド側総立ちで応援、結局ゴール前最後に抜かれ3〜5位ほぼ同着での5位で決勝進出ならず。この第1組でなく、3組だったならば・・
【その他】
・最後の2種目ぐらいになり、昨日開会式にいらしてた天皇・皇后両陛下がお見えになりました。
・女子棒高跳び予選、日本の近藤選手が飛ぶときにフィールドプレイヤーの紹介。少しは、地元の国選手ぐらい考慮してくださいよ・・
・選手の応援弾幕に対する規制が多かった。国旗以外ずっと出してちゃダメ、というルールみたいです。

番外:25年ぶりの陸上観戦で思ったこと

 25年ぐらい前、国立競技場でTOTO世界陸上をみました。

 <当時と変らないなぁ = 陸上見なれていないと、違和感感じるだろうな>
  ・フィールドプレイとトラック競技&表彰式の一体感のなさ
  →26日女子砲丸投げ決勝時、その競技の流れに関係なく、突然表彰式をします。
  →26日女子棒高跳び予選、日本の近藤選手が飛ぶときにフィールドプレイヤーの紹介を始めてしまう。少しは、地元の国選手ぐらい考慮してくださいよ・・
 <当時と変った?>
 ・26日女子砲丸投げ決勝の時思ったのですが、途中上位の選手が最後に投げてました(スキージャンプでの2本目は、1本めの悪い選手から飛びますが、それと同じ方式)。昔もそういうルールだったかな?
 ・9レーンまであり、1レーンを使わなくなった。でも、やはり200Mは、インコース不利だと思います。
 
 <当時と同じ自分の見方>
 ・自分は高校の時、一応陸上部で、400MをXX秒という超鈍足。女子800Mを見ると、1周めの400Mで、自分よりX秒も早い。
 ・棒高跳びでの「パス」。駆け引きもあると思いますが、そのあとで失敗し同一記録の場合、どのように順位を決めるのか、イマイチわからない。
 ・トラック競技は、やっぱり800M走が一番きつそう。生まれ変わって、また陸上をやるにしても、この競技以外にしよう。

 ▲女子7種競技出場全選手のウイニングラン。

 ▲緊張の瞬間です。
  スタート前の静かさが大好きです。

19:30 女子棒高跳び決勝
19:30 男子円盤投げ決勝
19:35 女子100M障害準決勝
20:10 男子200M2次予選
20:50 女子走り幅飛び決勝
20:55 男子3000M障害決勝
21:20 女子800M決勝
21:15 女子400M障害準決勝
22:20 男子400M障害決勝

▲幅飛び・200Mスタート・棒高跳びの3つがよく見える3コーナ上段で観戦

【男子200M2次予選】3人の日本人選手が登場。200Mの2次予選に3人も日本人が進出とは、時代は変りました。期待の末続選手をはじめ3人とも準決勝進出はできませんでしたが、スタート地点付近での観戦のため、スタート板(この名前忘れた)を蹴る「カシャッ」という音がよく聞こえ、緊張のレースがみることができました。
【男子3000M障害決勝】ケニアの選手が、見事、ワンツースリでメダル独占。びっくりしたのは右の写真。ゴール後、過酷なレース後だというのに、ピッチに倒れることなどなく、すぐに3人仲良く併走。この走りの速かったこと速かったこと。自分が高校の時の400M走より速かったかもしれません(笑)。
【女子棒高跳び決勝】女王イシンバエワ選手(ロシア)が順当に金メダルだったのですが、びっくりしたのはただひとり飛べた4m80の3回目のジャンプ。持ち時間2分の残り3秒くらいでスタートをきり、クリア。これを失敗していたら、みんな4m75となり、おそらくパスが多かったのイシンバエワ選手は、1位にならなかったのではないでしょうか?さすが、王者の精神力はすごい。
ところで、棒高跳びは、一人になっても記録を伸ばす競技を続けるのですが、持ち時間が5分になるのですね。

▲こんな速いウイニングランはみたことない。
しかも3人併走!