【試合前】
 この試合、大宮は引分以上、つまり勝点1をとれば、代表戦などで1ケ月以上中断するリーグ戦を首位でいられる。


【試合備忘】
 開始50秒ほどPKを得て先制、その後危険な時間が続く。
@4分、右サイドに出た1本のパス。下平選手がかろうじてブロック。
A6分、左45度25メートルくらいのFK。わずかにそれる。
B10分、左サイドオフサイドくずれから、オフサイドポジションにいない平本選手に突破(今井選手が走り負け)されグラウンダーのクロス。オルティゴ選手のシュートは、かろうじてDFはじく。

特に@が危なく、その原因は、熱さからきた省エネサッカーからなのか? 単純に動きが少なく感じた。
激怒が続く大宮ベルデニック監督、15分過ぎから徐々にペースを奪い返してきた。そして、

C18分セットプレイから、菊地選手がゴール前こぼれ玉を左足で決める。
D42分過ぎ、ノヴァコヴィッチ選手が後ろから来た玉を右足衝撃ボレー一撃

このCからDのあたりが至福の時間、
・のらりくらりと見せかけ、スピードアップ
・ノヴァコヴィッチ選手の前線でのキープからのパス出し
・32分のチョ・ヨンチョル選手のカウンター/そのCKからポストにあたった菊地選手のシュート/
 そのすぐ後の渡邉選手のすばらしいミドルといった決定機3発
などなど、楽しい時間が続いた。

しかし、3点めのD以降試合終了まで、元のリスクを負わない省エネサッカーに戻る。後半の大宮のシュートは、右サイドカウンターからノヴァコヴィッチ選手の優しいグランダーのパスを、ズラタン選手がシュートした決定的チャンス1本だけだったかも。

試合終了直後は
「一度言って見たかった、良かったのは勝点3得ただけ」といった感想。
しかし、今(試合から2週間ほどたっている)思うと、
「甲府さんもラインをあげていい守備を(特に後半はじめ)してたな」「この暑さ、3−0という結果は立派」に変わってきました。


リーグ戦は最後2連勝で終わり、中断中の首位は決定。普通こういう結果だと「中断はもったいない・・」的な発想になるが、選手たちからの「いい時期に中断を迎えた」的なコメントが多い。
控えの層の薄い大宮(ナビスコ予選、相手チームは8人ぐらい入れ替え1.8軍、大宮は3人ぐらい入替えの1.2軍くらいでの戦いで3連敗)は固定メンバーなので疲労もたまっているのだろう。中断明けは暑さの中、すさまじい連戦が続く。ぜひ体調をベストにし、控え選手がレギュラー選手と遜色ないチーム戦術をつけ、再開を待つ。


【その他】
 ・アルディ君とミーヤがこのアウェイ試合に登場、あの無敗記録がSTOPした仙台戦以来。やな予感がしたが、
  仙台戦の時と異なり
   @両リスさんたち・・・キックオフ前の選手同志の握手に参加せず、撮影する所にスタンバイした
   Aおそらくコイントスで勝った菊地キャプテン・・前半大宮ゴール裏側に攻めるという通常と異なる選択をしなかった

 ・代表で帰国したズラタン選手が代表を辞退。この試合で肉離れをしたとの診断。全治3週間。5月28日発表される。
   完治した状態でリーグ戦を迎えたい。無理しないでください。

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2013.5.25(Sat)14:00 山梨中銀スタジアム
Jリーグ DIVISION1 第13節
ヴァンフォーレ甲府 0−3 大宮アルディージャ

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2013.6.8  23:55 更新

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▲後半は完全な省エネサッカー。手前のベルデニック監督だけは90分間元気だった。